文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

今、何故、上杉隆を批判するのか?  

いま、新幹線で尾道に向かっている。林芙美子の足跡を訪ねる取材旅行である。尾道から因島、門司、直方、そして鹿児島、桜島の古里温泉まで。ところで話は変わるが、政界で「菅降ろし」がいよいよ本格化しようとしている今、その中心人物・小沢一郎周辺にまた深刻なというべきか、荒唐無稽なと言うべきか、「政治とカネ」問題がもちあがっている。水谷建設元社長が、現金一億円を二回に分けて小沢一郎秘書に手渡したと法廷で証言したというのだ。そんな馬鹿な、と言いたいところだが、小沢一郎側としてもこの証言を無視するわけにもおかず、オソラク今度もまた、小沢一郎の政治活動に影響をあたえるだけではなく、日本の政治や将来にも深刻な影響を与えることは間違いない。さて、何故、小沢問題は、いつまでもくすぶりつずけるのか?言い換えれば、何故、政局が動き歩きたはじめようとすると、そのたびに倒閣運動を封じこめるかのように、小沢スキャンダルが暴露されて、倒閣運動より小沢問題が大騒ぎになるのか。マスコミや検察、米国側に問題があることはいうまでもないが、小沢側にも問題はあるのではないか。たとえば、このところ小沢周辺は、「反政府」「反国家」「反体制」「反メデイア」的な傾向を強めているように思われる。つまり国家は、国家とは何かの議論はここでは不問いにするとしても、「生き残りの本能」から、恥も外聞もかなぐり捨てて、必死で小沢潰しに出て来るのではないか。(続)



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