文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「菅直人首相早期退陣論」が何故沸騰しないのか?

菅直人首相は、「支持率が1パーセントになっても辞めない」という名言(迷言)を残しているぐらいだから、 自分から政治責任を感じて辞めるということはありえないだろう。したがって問題は、もはや菅直人にはない。おそらく菅は、日本のヒットラーと言われようとスターリンと言われようと、はたまた日本のガタフィ大佐と言われようと、何も感じないだろう。そんな偉大な政治権力者たちと並び称されて、かえって喜んでいることだろう。それはそれで、僕は政治家の出処進退として見上げたものだと思う。政治家にはそういう「鈍感さ」が必要な場合もないわけではないからである。菅は、「評価は歴史がくだす」とか言ったらしいが、まんざら間違っているわけでもはない。歴史とはしばしばそうい喜劇的役割を演じるものである。国民や民衆に嫌われ、口汚く罵倒され、引き摺り下ろされたリーダーこそ、実は偉大な救国の英雄だったというように。さて、それでは、問題は何処にあるのか。むろん、われわれ国民の一人一人にあると言わなければならない。菅直人という愚鈍な権力亡者を、首相の地位から引きずり降ろせないわれわれ国民に、多くなの責任はある。菅を除く民主党や他の野党の政治家たち、あるいはテレビや新聞というマスメディアや文化人たちにも多大な責任はある。しかしやはり最後は、菅直人という前代未聞の愚鈍な首相を、その地位から引き摺り下ろせない国民一人一人の責任だろう。小林よしのりという漫画家や上杉隆というナンデモ・ジャーナリスト、あるいはサッカー選手や芸能人の「日本人の強さは団結力です」「日本は復活する」という軽薄な言葉をありがたがる国民である。これで、菅直人政権を倒せるわけがない。あるいは、菅直人こそ、今の日本人の思想的レベルに相応しい総理大臣なのかもしれない。(続く)


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