文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

政権交代・民主党幻想の時代は終わった。しかし親米属国政権・自民党の復活はありえない。とすれば、小沢一郎主導の政界大再編しかない? 

福岡市長選挙民主党推薦候補が大敗したということだが、あまりにも予想通りで別に違和感はないし、なるべくしてなった結果として冷静に受け止めたというのが、正直な感想だろう。菅直人内閣支持率が30%を割って、20%台に突入したという話もあるが、小沢一郎を抜きで成立した反小沢政権としての菅・仙谷政権という現民主党に、何の魅力も感じなくなった国民が民主党から離れるのは当然であり、その上に自民党より自民党的に堕落してしまった菅・仙谷政権の醜態を見せ付けられて、政権交代に対する幻想も民主党に対する幻想も、もう終わったと言うしかない。民主党は、参院選、北海道補選、福岡市長選、と菅直人が首相に就任して以来、選挙に負け続けているわけだが、これは、現民主党が単に選挙に勝てないというだけではなく、民主党という政党の存在意義ももはやなくなったことを意味していると言っていい。一部には、「TPP」加盟を選挙公約にして、菅直人は、小泉純一郎の「郵政選挙」をまねて、解散総選挙に打って出るのではないかという情報もあるが、菅直人小泉純一郎ほどの度胸があるはずもなく、また、「TPP」加盟そのものが、一部の大企業には歓迎されて入るものの、地方住民や一般庶民を中心とする多くの国民の反発を買うのは不可避であって、もし解散・総選挙ということになれば、民主党惨敗は目に見えている。どうあがこうと、もはや民主党の出る幕はない。安部、福田、麻生と続いた自民党末期政権時代と同じで、ただひたすら政権にしがみつき、つまり選挙を回避、国民の審判から逃げまくり、そして自然死という終焉を迎えるしかないだろう。しかし、では自民党の復活があるかといえば、それもない。ありうるとすれば、小沢一郎を軸として、民主党自民党も解党し、政界大再編に進むしかない。



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