文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

鈴木宗男の「単刀直言」(産経新聞)より。

鈴木宗男新党大地代表(産経新聞)
【単刀直言】

■小沢氏を激励

東京第5検察審査会民主党小沢一郎元幹事長に対する起訴議決を公表した4日、電話で「議決のタイミングが恣意(しい)的だ。やましいことは何もないのだから自信を持ってください」と激励しました。小沢さんは淡々としていましたよ。

起訴議決は、事実ではない報道で善良な市民が洗脳され、間違った判断をする典型だ。私は取り調べの全面可視化を主張していますが、検審こそ可視化しなければいけませんね。

議決が9月14日付というのも不自然です。これが郵便不正事件の証拠隠滅容疑で大阪地検特捜部検事、前田恒彦容疑者が逮捕された後だったら判断が変わっていたはずだ。
最高裁が私の(あっせん収賄罪などの)上告を棄却したのも、小沢さんが代表選を戦っている最中。検審にしろ最高裁にしろ、なにがしかの政治的意図や「力」が働いていると思わざるをえない。

≪知恵なき外交≫

それにしても、今の政権は官僚に抑えられていて政治主導になっていない。

尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国漁船衝突事件への対応なんて、失策も失策。船長を釈放したのは、小泉純一郎政権当時の田中真紀子外相が(北朝鮮金正日総書記の長男の)金正男氏をみすみす帰したのと同じ。船長の取り調べに、「割り屋」(自白を引き出す専門家)の前田検事を使えばいいんですよ。
拳を振り上げるのは結構ですが、外交は落としどころも考えておかなければならない。事件のビデオ映像を出して国際世論に訴えればいいのに出さない。船員や船体を徹底的に調べ、水面下で外交チャンネルを使えばいいのに、拳を振り上げただけでへなへなになった。丹羽宇一郎駐中国大使が「これは大変なことになる」と民間人に電話をし、その民間人が前原誠司外相に伝えたという話もある。とにかく知恵がない。

ロシアのメドべージェフ大統領の北方領土訪問計画についても、「日本の固有の領土に初めて首脳が来てくれるので、私が自ら行って大歓迎したい。そこで首脳会談を開きましょう」と、逆手にとってやるのが外交です。
大統領が国後、択捉両島を訪問しようというのは、「2島は返さないが、歯舞、色丹両島は約束通り返す」と考えているからではないか。私だって4島一括返還がいいが、現実的な解決しかない。いろんな知恵が出せると思いますよ。

≪よりよい指導者を≫

菅直人政権の内閣支持率が急落しましたね。24日の衆院北海道5区補選で新党大地民主党候補を推薦していますが、負けた場合には厄介なことになる。

菅首相参院選で負けたときに辞任すべきだった。平成10年の参院選で、当時の橋本龍太郎首相(故人)は今回の民主党が獲得したのと同じ44議席の大敗で辞めた。だから野党だって、次の小渕恵三首相(同)との話し合いに応じられた。
同じ「顔」で、参院選で戦った相手に「部分連合をしよう」と言っても、そう簡単にはいかない。

「首相を1年に3人も代えていいのか」という人もいるが、代えた方がいいんですよ。つまらない指導者を置いておくと国力が落ちる。3人でも4人でも、よりいい人を選ぶのが国益になるんです。

これから収監されるというのに、テレビ局も私に密着取材を言ってくれる。面白いものだ。

私は、鈴木宗男のためではなく、裁判するお金も力もなく、泣き寝入りしている名もない人のために堂々と戦っていきます。(収監期間の)残りは510日ですが、まあ、修行のつもりで「おのれ、今に見ておれ」と思って生きていきますから大丈夫です。(加納宏幸)


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