文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小沢総理誕生」を読み込んだ? アメリカの影ー政治家・小沢一郎の存在感を無視できなくなったアメリカ政府関係者の動きがあわただしくなってきたようだ。

民主党代表選挙は終盤にさしかかって、つまり微妙な時期にさしかかってきたわけだが、新聞テレビ等、「小沢一郎総理誕生」阻止にまっつしぐらの国内のメディアによる根拠薄弱な情報操作と、あまりの滅茶苦茶な小沢批判の「偏向」ぶり、あるいは菅陣営を取り仕切る仙谷由人周辺の恥も外聞もかなぐり捨てたスキャンダル密告作戦から謀略・陰謀工作など、その前代未聞、史上最低・最悪の選挙報道や選挙戦術に驚き呆れるばかりだが、しかし、これも考えてみれば、新聞テレビ時代の終焉からネツト時代の幕開けという歴史的に重要な意味を持つ、なかなかいい見世物を見せてもらっているわけだから、野次馬としては感謝するべきなのかもしれない。さて、国内のダーティな選挙戦とは別に、アメリカ側から、重要な情報がもたらされたらしい。アメリカ政府としては、極力、「小沢総理誕生」は避けたいところなのだろうが、しかし「小沢総理誕生」の可能性が大きくなるにつれて、アメリカ政府関係者の動きが、「小沢総理誕生」を前提とした動きに変化しつつあるようだ。つまり、沖縄米軍基地国外移設問題に取り組む川内博史議員に、米国務省関係者が接触して来たというのである。琉球新報によると、「米国務省関係者が8日、川内博史衆院議員(民主)と衆院第2議員会館で面談し、小沢一郎氏の首相就任を仮定し米軍普天間飛行場の移設問題など日米関係の見通しについて聴取していたことが10日分かった。」というのだから、川内議員が小沢支持であることを知った上で接触してきたことは間違いない。おそらく、米政府筋としては、期待通りに、小沢一郎民主党代表選挙に負けることがあったとしても、選挙戦を通じて沸き起こりつつある「小沢ブーム」とその政治的な存在感を、これからますます無視できないと判断しているということだろう。言い換えれば、今こそ、本格的な「小沢時代」が始まろうとしいるということである。

●「小沢総理」後探る 米国務省、川内氏に接触 琉球新報 9月12日(日)10時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100912-00000005-ryu-oki

【東京】米国務省関係者が8日、川内博史衆院議員(民主)と衆院第2議員会館で面談し、小沢一郎氏の首相就任を仮定し米軍普天間飛行場の移設問題など日米関係の見通しについて聴取していたことが10日分かった。普天間飛行場の移設先を「グアム、テニアン」と提唱する川内議員は「沖縄等米軍基地問題議員懇談会の議員182人の考え方については小沢さんに伝えてある」などと国務省関係者に説明。その上で米国務省関係者は最後に「お互いに協力してやっていこう」などと答えたという。
具体的な協力関係の在り方など面談内容について川内議員は「お互いの信頼関係もあり、詳細は答えられない」としているが、意見交換は約1時間行われたという。面談を通して川内議員は「米国も小沢氏には信頼を置いていることを感じた」と話している。


人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ