文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

山口一臣(週刊朝日編集長)が小沢擁護論を展開。

昨日のテレビ朝日の「スパモニ」(2010/8/27)という番組で、先日、拙ブログでも取り上げた山口一臣(週刊朝日編集長)が、生方幸夫(民主党衆議院議員)と論争するという形で、「政治とカネ」という実体のない擬似問題をめぐって、小沢擁護論を展開し、無知と不勉強を絵に書いたような生方を一方的に論破したようである。以下は、その時の遣り取りであるが、生方幸夫を初めとして、菅内閣の閣僚達が、代表選の争点として繰り返している小沢一郎の「政治とカネ」問題が、実は、マスコミと検察によるデッチアゲであり、虚構であることが、次第に、多くの日本国民にも、理解され始めていることを示しているように思われる。それを知らずに、テレビや新聞のデッチアゲ情報を鵜呑みにして、自分の頭で考えることも放棄して、そのまま小沢攻撃に悪用しようとしている菅直人陣営は、大恥をかかされることになるかもしれない。昨日のテレビ朝日の「スパモニ」(2010/8/27)という番組における山口一臣(週刊朝日編集長)の発言が示しているように、すでにその兆候は現れつつあると言わなければならない。


テレ朝「スパモニ」(2010/8/27)
民主党 分裂の危機!?


生方幸夫(民主党衆議院議員)
「『政治と金』の問題をクリアしていない人間が、仮に総理大臣になったら国会は動かないじゃないですか、その問題ばっかりで・・・」


山口一臣キャスター(週刊朝日編集長)
「でもね、『政治と金』の問題って具体的に何なんですか」


生方
「それは検察審査会でやってる問題、それから政治資金に関連した問題だって疑惑があるのに我々キチンと説明されてませんからね」


山口
「そこはね。やっぱり冷静に考えなきゃいけないと思っていて、今問題になっている第5検察審査会で議論されている被疑事実について何処もキチンと伝えてないんですよ。要するに被疑事実は何だか知ってますか?」


生方
「被疑事実は政治資金規正法違反ですかね、それは勿論」


山口
「その中味ですよ。要するに平成16年に土地を買ったのに、土地を買った事実を記載してなくて、平成17年の報告書に書いてあったというそれだけの話なんです」


生方
「いや、だからそれだけの話しではなくて、政治資金がどこかの幹事長の所に行って、幹事長から先どこかに行ってしまったという・・・」


山口
「それは検察審査会で審議していることじゃないですよ」


生方
「それは違いますよ。だから『政治と金』は検察審議会だけじゃないですら」
・・・・・・・・・・


山口
「せっかく小沢さんという政治家をあぶり出したわけですから、政策がどう違うのかとか、政治手法が違うんだったら批判してもいいですよ。人柄とか人間性としてね、リーダーにふさわしくないというならアリなんですけども、『政治と金』の問題というのは、これは虚構ですから」

生方
「虚構ということはないでしょう、それは」

生方幸夫は、「政治とカネ」問題を馬鹿の一つ覚えのように、繰り返しているわけだが、しかし、生方が、すでに郷原信郎弁護士等の言論活動によって、多くの一般国民には一目瞭然となっているにもかかわらず、「小沢一郎事件としての『政治とカネ』問題の欺瞞と虚構」の政治的背景とその意味をまったく理解しておらず、この問題に関して一般庶民よりも無知無学であるという現実が、ここに暴露されている。たとえば、生方が、「『政治と金』の問題をクリアしていない人間が、仮に総理大臣になったら国会は動かないじゃないですか?」という発言を捉えて、山口が、「『政治と金』の問題って具体的に何なんですか?」と問い返しているが、その後の生方の発言が興味深い。要するに、生方は、検察審査会の議論の中身を知らない。漠然と「贈収賄疑惑」だと思っている気配があるから、頓珍漢な話が延々と続くことになる。しかし山口は、「今問題になっている第5検察審査会で議論されている被疑事実について何処もキチンと伝えてないんですよ。要するに被疑事実は何だか知ってますか?」と具体的に問うている。さらに、検察審査会で議論されている被疑事実については、「要するに平成16年に土地を買ったのに、土地を買った事実を記載してなくて、平成17年の報告書に書いてあったというそれだけの話なんです」と言っているが、生方は、まともに反論できない。生方は、検察審査会で議論されている被疑事実すらよくわかっていない。だから、生方は、こんなことを言う、「いや、だからそれだけの話しではなくて、政治資金がどこかの幹事長の所に行って、幹事長から先どこかに行ってしまったという・・・」と。それに対して、山口は、すかさず、「それは検察審査会で審議していることじゃないですよ」と生方の無知無学ぶりを暴露している。仕方なく生方は、「それは違いますよ。だから『政治と金』は検察審議会だけじゃないですら」と見当違いの反論をしているが、生方が、小沢事件の中身もその政治的背景もほとんど勉強していないことは明らかである。一般庶民の方がまだよく知っていると言わなければならない。一般庶民が知っていることをさえ知らずに、堂々とテレビ出演し、見当違いの小沢批判を繰り返すことによって、無知無学と馬鹿ヅラの正体を晒しているというのが生方幸夫代議士であり、最近の民主党自民党の政治家たちの姿であるとでも言うほかはない。テレビ出演して馬鹿ヅラを晒す暇があったら、小沢一郎の政治家としての豪腕の源泉や足跡でも研究し、小沢一郎という近来、稀に見る大政治家の爪の垢でも煎じて飲むべきである。





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