「前原と枝野」の暴走発言を放置する鳩山首相に統治能力なし。
TBSの午前11時のニュースに、「北教組」問題で追い詰められている民主党の小林議員の続投宣言を受けて鳩山首相、平野官房長官がコメントしたのに続いて、またまた「前原と枝野」が登場(笑)。相変わらず、首相気取りの暴走発言の繰り返し。なぜ、いつもいつも、「前原と枝野」が出てきて民主党内の不祥事や人事、処分問題にコメントするのか。党幹部として高所高所から発言しているつもりなのだろうか、それとも、ここぞとばかりに党内闘争でも仕掛けて、民主党の主導権を奪取しようとしているつもりか。あるいは、あわよくば、「ポスト鳩山」を狙って「次の総理は俺だ…」宣言でもしているつもりなのか。いずれにしろ、鳩山首相が党内の不満分子や反党分子に、甘く見られ、舐められているのである。「前原と枝野」に関しては、「まず自分の仕事をしっかりやってくれよ」というのが、大多数の日本国民の感想だと思うのだが・・・。「前原と枝野」は、揃って大臣としての仕事より党内闘争の方が好きらしい。いずれにしろ、鳩山政権の成立の当初から、普天間基地移設問題で、岡田外相や北沢防衛相等の好き勝手な暴走発言を放置し、いたずらに基地移設問題を紛糾させてきた鳩山首相に、一国の安全保障問題の最高責任者としての統治能力が欠如していることは証明済みだが、ここに来て、鳩山首相の立場など無視した、首相気取りの「前原と枝野」の暴走発言を見ていると、この内閣は、すでに主客逆転というか、何処に権力の実権があるのかわからなくなっていると言っていいのではないか、と思う。鳩山政権の「支持率下落」の真の原因は、実は「政治とカネ」でも「小沢一郎問題」でもなく、この「誰が権力者なのか」がわからないほどに、党内秩序が混乱しているとにろにある。だからこそ検察やマスコミにつけ込まれるのであり、そういう統治能力の欠如を見て、党内の不満分子や、ヨコクメのような一年生議員、あるいは「前原と枝野」のような反小沢勢力が、安心して暴走発言を繰り返すのである。鳩山政権の「支持率下落」は、鳩山首相自身の統治能力欠如にあることは明らかである。鳩山首相の権力の源泉は、昨年の党首選から、「小沢・鳩山」連合という強力なタッグを組んでいるところにあり、「小沢抜きの鳩山」に権力特有の「カリスマ性」など微塵も感じられないのである。しかし、鳩山首相は、マスコミや取り巻きに洗脳されて、何度となく、密かに「小沢切り」や「小沢はずし」を試み、その度に予定外の「支持率下落」に直面し、それを見越した党内不満分子による「内部からの反乱」、そして「検察・マスコミからの攻撃」に曝されることになっているが、その鳩山政権を取り巻く政治的構図が、鳩山首相自身には、まったく見えていないように感じられる。誰が首相なのかわからないような反政府的な「暴走発言」を繰り返す「前原と枝野」が、鳩山首相を、政治指導者として、また権力者として甘く見ていることは明らかである。
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