文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

斉藤次郎元大蔵次官を日本郵政次期社長に・・・。


小沢一郎幹事長との関係が深い斉藤次郎元大蔵次官を、日本郵政次期社長に・・・。これは、大方の予想を裏切る大胆な人事であって、亀井・小沢コンビが、この政権を実質的に支配していることを見せ付ける人事だ、といっていいだろう。もし、この人事が亀井氏主導で決まったとすれば、亀井氏が、この政権の権力構造を正確に読んでいるということだろう。これで、「政府は亀井、党は小沢」の磐石の体制がさらに強固なものになる。鳩山側近や藤井某や原口某の出番はない。ところで、二、三日前から、朝日新聞等を使って、さかんに今回の日本郵政人事に対して批判と扇動を繰り返している竹中平蔵氏だが、今更、「手続き」がどうの「説明責任」かどうの、あるいはまた「脱官僚」がどうのと、何をいっても、所詮は権力闘争に敗れた「負け犬の遠吠え」であって、都合が悪くなるとさっさと議員辞職し、権力闘争の最前線から逃げ出した男の「泣き言」にしか聞こえない。こういうのを、「引かれ者の小唄」というのだろう。稀代の詐欺師・竹中平蔵氏の「ヤワラちゃんスマイル」の顔はもう見たくないし、その弁舌さわやかな詐欺師口調の「間違いだらけのトンンデモ経済学」なども聞きたくない。それでも、自らが政治力を行使して連れてきた西川善文日本郵政社長を弁護し、擁護したいのなら、今更、女々しく泣き言等を言ってないで、悪行が暴露される前に、悪党は悪党らしく責任をとってさっさと腹を切れ。というのは冗談だが、竹中さんよ、必死なのはわかるが、これ以上、騒ぐと墓穴を掘ることになるよ。詐欺師は詐欺師らしく、おとなしく片隅に引っ込んでいた方がいいのではあるまいか、と思う、今日この頃であった。


斉藤次郎氏記者会見動画。
http://www.youtube.com/watch?v=zpg6sy9giwM


竹中平蔵氏の言い分

脱官僚」に偽り=日本郵政人事を非難−竹中元総務相
時事通信  2009年10月21日(水)22:03
  

 竹中平蔵総務相は21日、日本郵政の次期社長に元大蔵事務次官斎藤次郎氏が内定したことについて、「『脱官僚』を掲げる民主党の看板と大きく異なる。説明責任も果たしていない」と政府を強く非難した。

 斎藤氏は旧大蔵省を退官後、東京金融先物取引所(現東京金融取引所)理事長に就任。その後の日本郵政のトップ起用だけに、竹中氏は「政治主導で(天下りを繰り返す)『渡り』が行われた」と指摘、民主党政権に対する国民の不信感が増すとの見方を示した。 


時事通信「郵政見直しへ小沢人脈活用=斎藤氏への「負い目」に着目?−亀井氏」

郵政見直しへ小沢人脈活用=斎藤氏への「負い目」に着目?−亀井氏



 日本郵政社長に斎藤次郎元大蔵事務次官を充てる人事は、亀井静香郵政改革相(国民新党代表)が主導した。民主党小沢一郎幹事長と親しい斎藤氏の起用の背景には、国民新党が最も重視する郵政民営化見直しの推進に向けて、小沢氏の影響力を生かす思惑がありそうだ。
 「10年に1度の次官と言われた。統率力、実行力がある。豪胆だし見識がある」。亀井氏は21日午後の記者会見で、斎藤氏を高く評価。基本政策閣僚委員会では「いい人事だろ。驚いただろ」と胸を張った。辞任表明した西川善文社長の後任は民間出身者との見方が大方だったからだ。
 会見に先立ち、亀井氏は小沢氏にも電話で報告。小沢氏は「ほほう」と満足げだったという。
 斎藤氏は「大物次官」と言われながら、大蔵省退官後しばらく、小沢氏との関係が自民党から警戒され、天下り人事で不遇をかこった。それでも斎藤氏と小沢氏は良好な関係を保っていたが、「小沢氏は、自分のせいで斎藤氏が表舞台から遠ざけられてきたとの負い目を感じていた」(関係者)との見方もある。
 そこに亀井氏が目を付けたとみられる。「小沢人脈を活用することで、民営化見直しをうまく軌道に乗せられる」。斎藤氏起用の狙いを亀井氏周辺はこう解説した。(以下略)

時事通信(2009/10/21-20:59)



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