文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

京都駅前のホテルから、早朝の京都駅を・・・。

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昨日は、どうしても午前中には帰京・帰宅しておかなければならない用事があった。だから一昨日のうちに、帰宅・帰京の予定だった。だが、話はうまくいかないものである。早朝、小倉を鈍行で出発し、下関、新山口を経て、瀬戸内海の穏やかな海を眺めつつ、思い出しては、「今年の夏はこれだなあ−」と、志賀直哉の『城の崎にて』を少しずつ読みつづけていたら、岡山駅に着いた。岡山駅にはちょっと思い出があった。途中下車し、岡山駅前の「思い出のスタバ」(笑)を探し、そこでコ−ヒ−を飲む。その時、ちょっと鈍行列車の旅に疲れを感じ始めていたので、思い立って新幹線に乗り換えようと決めたのだった。切符を買って、ああ、これで東京も後少しだなあ−、とホッとして、新幹線のホ−ムに出て並んでいたら、米原付近の電線事故で東京行は運転停止中というニュースが流れれはじめた。新大阪までの列車は動いているらしいが、しかしそれもギュ−ギュ−詰めで超満員らしい。そうこうするうちに、ホームには人が増え始める。猛暑の中で、さらに暑さがましていく。こちらもイライラしはじめたので、新幹線は諦め、仕方なく切符を払い戻ししてもらい、再び鈍行に乗り換える。だが不幸は重なるものらしい。和気駅で姫路行きの鈍行がピクリとも動かなくなった。やがて車内アナウンスが流れれはじめた。姫路駅構内に落雷があり、電気関係の故障で全電車が運行停止中とか。それから二時間ばかりじ−っと、和気駅に・・・。和気駅は淋しい田舎の駅だが、しかし和気とは、その名の通り、天皇制の危機を救った硬骨漢・和気清麻麿の故郷である。たしか線路沿いに、巨大な銅像か何かが立っていたはずである。というわけで、もはや新幹線に乗り換えることも不可能。なっと京都駅に着いたのは、夜11時だった。仕方なく京都駅前のホテルに一泊、早朝の新幹線「のぞみ」に、しかしこれがまた満員。結局、新横浜まで二時間、立ちっぱなしだった。