文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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茂木健一郎が、尾崎豊を絶賛(笑)、芸術的完成度が高い、言葉のセンスが素晴らし・・・だと(笑)

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パソコンも新聞も見れない場所にいるので、NHKの夜のニュース番組を見た後、テレビをかけっぱなしにしたまま、うたた寝をしていたら、どこからともなく、神経を逆なでするような、青臭い、素朴で下手くそな歌が聞こえてきた。チャンネルを切り替えるのも億劫なので、ムカムカする気持ち押さえつつ聞くともなく、ぼんやりと聞いといたら、どこかで聞いたことのある歌と歌い方であることを思い出した。なんだ、尾崎豊じゃないか。なんで今頃、尾崎豊なのか。しかも長時間の特集番組らしい。意図がまったく理解できないな、何を考えてるんだよ・・・とぶつぶつつぶやいていたら、なんと驚くなかれ、自称「脳科学者」で「小林秀雄賞」受賞者でもある茂木健一郎センセーが登場し、尾崎豊の歌は芸術的に素晴らしい、歌詞の言葉のセンスも素晴らしい・・・などと大真面目に話している。まったく絶句するしかないが、茂木は、さらに、ご丁寧にも、「自分は文芸評論もやっている」とか、ほざいている。茂木健一郎と言えば、かつて誰の紹介か知らないが、文芸雑誌に頻繁に登場し、いっぱしの「文学通」(笑)を気取りつつ、幼稚な文芸評論もどきの駄文を乱造していた人だが、まさか尾崎豊フアンとは・・・。しかも芸術や文芸評論の名において、尾崎豊を手放しで賛するとは・・・。だから、文芸雑誌は、前後の見境もなく、こんな無知無学な「文学通」(笑)に、珍しいという理由だけで、文芸評論など書かせるべきじゃなかったのだ。尾崎豊自己欺瞞的なロマンチシズムも批判できない「文学通」なんて・・・。お笑い以下だろう。なんて書いていたら、目が冴えて来て、今夜も眠れそうもない。