文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍政権、総辞職か解散か…。

やっと風邪がなおったようだ。まだ時々咳が出て、咳き込むことがあるが、四、五日前とは全然違う。健康って、本当にいいものだなあ―、としみじみと思う。ちょっとした油断から風邪をひき、一週間以上、喘息気味の風邪に悩まされ続けだった。僕は、喘息気味の体質らしく、風邪にかかると、いつも治るまでが大変なのだ。今回は特にひどかった。ということだったので、ここ数日、あまり世事に関心がむかなかったわけだが、風邪もほぼ完治したようなので、再び、三度、わが「情況への発言」を再開することにしよう。さて、安倍政権はいよいよ総辞職か解散か、という危機的状況に追い込められつつあるようだ。年金問題コムスン問題などもあるが、やはり支持率30パーセントへの急落という現実は、支持率頼みで政権運営をおこなって来た安倍政権にとって致命的というか、決定的だろう。支持率急落の原因は、「消えた年金」問題での対応に象徴的に露呈したように、安倍の「危機管理能力の欠如」であろう。取り乱した安倍の右往左往ぶりには、多くの国民が愕然としたのではないか。安部って、かねてから馬鹿だ馬鹿だとよく言われてきたが、ここまで馬鹿だったとは知らなかった(笑)……というわけである。責任回避、責任転嫁、争点隠し、そして最後は、「一年以内に私がすべて解決します。」という空手形の乱発……。最悪である。ちなみに、安倍一派の頼みの綱だった保守論壇雑誌「諸君!」も、編集長交替とともに、早速、安倍批判の急先鋒である西尾幹二佐藤優を登場させていることからも分かるように、安倍批判に転じたようだ。「諸君!」は「慰安婦特集」でも、総理総裁という立場を忘れたかのような、「強制連行はなかった…」という最初の強気発言から、国際世論に押し捲られかて一転して全面謝罪に転じるという安部の「半知半解」ぶりを、厳しく批判している。この慰安婦特集には、右派の秦郁彦だけでなく、どちらかというと左派系の大沼保昭東大教授をも登場させて、左右のバランスを取っている。これまでのようなネット右翼以下的な、馬鹿の丸暗記風(笑)の、決まりきったセリフによる、一方的な批判罵倒の垂れ流しではなく、それぞれの立場や思想を冷静に主張しあって、かなり議論が噛み合っている。ネット右翼的な階層に迎合した「電網……」という企画は,今月で廃止されるらしい。歓迎すべき傾向である。大衆やネット右翼に迎合するのではなく、むしろ彼等を啓蒙していく立場の確立を目指して、どんどん知的レベルを上げていただきたいと思う。執筆者も左右を問わず、ドシロート的な物書きは徹底的に排除し、その道のプロフェッショナルだけに限定し、選別してもらいたい。安倍シンゾーごとき幼稚・愚鈍な三流政治家へのタイコモチやゴマスリは即刻、止めてもらいたい。




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