文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

植草教授の逆襲が始まった…。

植草痴漢疑惑裁判は、被害者や目撃者が登場せずに逃げてばかりだったり、登場してきても明らかに替え玉と思われる可能性が濃厚という印象だが、いずれにしろ植草教授優勢のペースで進んでいるようだ。しかし、逮捕協力者や警察官、駅員の、あるいは目撃者たちの証言もつじつまがあわず、替え玉や偽証の疑いが濃厚であるにもかかわらず、それでも裁判は、まことに順調に、植草有罪へ向けて、淡々と、予定通りに(笑)、進んでいるらしい。いかにも仕組まれた政治裁判らしいというほかはない。ということで、植草氏は、裁判そのものにはますます自信を深めつつあるようだが、それと連動して、警察情報を鵜呑みにして植草教授を叩きまくった週刊誌等の植草バッシング報道に対して、事実無根を理由に告訴に踏み切ったようだ。当然といえば当然のことだが、そこまで植草教授が強気に出てこれたのも、やはり痴漢冤罪の可能性が濃厚という植草裁判の客観情勢を意識してのことだろう。いずれにしろ、これからが楽しみである。


<植草元教授>「記事で名誉傷つく」 週刊誌4社を提訴
4月19日19時3分配信 毎日新聞


 電車内で痴漢行為をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われ公判中の植草一秀被告(46)が19日、「余罪があるかのような週刊誌記事で名誉を傷つけられた」として、発行元4社に2200万〜1100万円の賠償などを求めて東京地裁に提訴した。
 訴えられたのは毎日新聞社サンデー毎日)▽小学館(女性セブン)▽講談社(フライデー)▽徳間書店(アサヒ芸能)。訴状によると、植草被告が同容疑で逮捕された04年と06年、各誌は「セクハラ癖があった」などと報じたが「いずれも事実無根」と主張している。
 植草被告は04年の事件で無罪を主張したが有罪が確定。06年の事件でも同様に争っている。【高倉友彰】
 ▽サンデー毎日編集部の話  十分な取材に基づいた正当な記事と考える。
 ▽小学館広報室の話   訴状が届いてないのでコメントできない。
 ▽フライデー編集部の話   記事は十分な取材に基づいており、内容には自信を持っている。
 ▽徳間書店管理局の話   訴状が届いておらずコメントできない。

(毎日新聞ー最終更新:4月19日19時17分)

サンデー毎日」と「フライデー」は、「十分な取材に基づいた正当な記事」で「内容には自信を持っている」そうだが、「十分な取材」とは、警察発表を鵜呑みにすることではないだろうね(笑)。ならば、是非とも、被害者や目撃者などに関する追跡情報も期待したいものだ。

「ほかにも痴漢」記事で名誉棄損=植草被告が出版社4社を提訴−東京地裁
4月19日20時1分配信

時事通信


 痴漢をしたとして、東京都迷惑防止条例違反罪で起訴されたエコノミスト植草一秀被告(46)=公判中=が19日、ほかにも痴漢行為があったとする週刊誌「女性セブン」などの記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の小学館など出版社4社を相手に計5500万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
 小学館以外に提訴されたのは、毎日新聞社サンデー毎日)、講談社(フライデー)、徳間書店(アサヒ芸能)。
 訴状によると、女性セブンは2006年10月5日号で、「痴漢で示談7回」の見出しで、植草被告が、逮捕された事件以外にも、過去7回にわたり痴漢を繰り返して、いずれも示談しているとの記事を掲載した。
 他の各誌も、植草被告が、別ののぞきやわいせつ行為をしていたとの記事を掲載した。同被告は弁護士を通じて、「虚偽の事実を報じておとしめており、その行為は報道の自由の名の下に保護されるものではない」とコメントしている。 

最終更新:4月19日20時1分