文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

情報操作、警察権力、そしてテロリズム...。これで、小泉インチキ政治の三点セットが完成かな。


言論弾圧、情報操作から始まり、警察権力を行使した国策捜査国策逮捕を経て、小泉政治がいよいよ終末期に差しかかってきたと思っていたら、最後の撃ち止めが、なんと政敵の実家を焼き撃ちするという「右翼テロリズム」だもの。笑いが止まりませんな。手の内がわかりすぎて・・・。


なーんていうのは冗談だけど、小泉と安倍が、示し合わせたように、もちろん示し合わせたに決まっているが、事件から2週間も経ってから、「言論封殺テロは許せない…」なんてマヌケな談話を発表したらしい。


なぜ、この二人は、示し合わせたように2週間も沈黙し、事件から逃げつづけたのか。むろん、あまりにも分かりすぎて、バツが悪かったからだろう。小泉・安倍一派と関係あるんじゃないの? という憶測が、どう言い訳しようとも、まことしやかに囁かれるのが、眼に見えていたからだろう。あるいは、揉み消し工作に2週間もかかったということかな。(笑)


みっともない言い訳の記者会見は、国民が事件を忘れた頃にやれ…とモンテテスキューが言ったとか言わなかったとか。(笑)


それにしても、またまた責任を中国や韓国や、あるいは国内の媚中派議員になすりつけようとしたり、挙句の果ては「マスコミが煽るからだ…」と、自らがテロを煽動するかのように興奮して靖国参拝決行の意義をまくし立てたこと等は棚に上げて、マスコミ報道に責任を転嫁するとは…。何はともあれ、おまいが日本国の最高責任者だろうが。右翼か暴力団か知らないが、一国民を暴力テロに駆り立てた責任は、中国や韓国や媚中派議員どもにではなく、おまい自身にあるだろうが。

要するに靖国参拝をネタに日中対立や日韓対立を煽りにあおり、頭の不自由なネット・ウヨや右翼暴力団までをもまきこんで低俗なナショナリズム感情を煽り、政治的な謀略と人気取りに励んできたのは、何処の誰だったっけ? そもそも、総理就任まで、靖国参拝などしたこともなかったというじゃないの。


それにしても、最後まで、往生際の悪い、女々しい男である。こういう言い訳ばかり達者な、無責任男と5年間も付き合ってきたのかと思うと、我ながら、感謝・感激・雨アラレだよ。もうどうでもいいから、出来るだけ早く国民の前から消えてくれ、なんてハシタナイことは、決して言いませんよ、アタシは(笑)。

■追記。
今夜(8/29)の「報道ステーション」を見ていたら、加藤議員自宅放火犯が逮捕と言うことで、放火犯の実名と所属団体名などが公開されている。ということは、昨日の、小泉と安倍の談話は、今日の犯人逮捕という事件処理状況を踏まえた上での談話発表だったということだな。これは、なんもかんもグルと言うことだね。(笑)



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北海道新聞■政治

加藤氏宅放火事件 首相「マスコミはよく考えろ」 参拝との関連、論点すり替え  2006/08/28 22:57


 首相の靖国神社参拝を批判してきた加藤紘一自民党幹事長の実家が放火とみられる火災で全焼した事件について、小泉純一郎首相は発生から十三日後の二十八日、初めて公式にコメントした。ただ靖国参拝をめぐる報道に言及して論点をマスコミ批判にすり替えるなど、自らの参拝と事件を関連付けたくないとの姿勢もにじませた。



 首相は記者団に「言論は暴力で封殺してはならない」と強調したものの、「マスコミもよく考えた方がいい。よその国からあおり立てられ、またよその国をあおり立てる報道は戒めた方がいい」と矛先を報道機関に向けた。首相は事件が発生した十五日から夏休みに入っており、二十八日に記者団が質問するまで、事件に言及しなかった。

 事件については安倍氏も同日の記者会見で「仮に加藤議員の言論を弾圧しよう、影響を与えようという行為であるとすれば許されない」と言及。ただ「官邸としてしっかり声明を出すべきだったのでは」との記者団の指摘に対しては、「そうした事案に対してはまず警察が捜査することが大切なんだろう」と述べるにとどまった。



 首相のマスコミ批判に対しては、民主党小沢一郎代表が二十八日の記者会見で「開き直りというか、総理として今日の言動が結果としてどういうことをもたらすのかをまったく無視して、『何が悪いんだ』という類のいつもの彼の言い方だ」と指摘した。

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