文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

すべて選挙目当てのパフォーマンスだろう・・・(笑)


うやむやになりそうだった耐震偽装問題が、民主党小沢一郎の登場で政界の風向きが変わるや否や、俄然、激しく動き出した。姉歯某やヒューザー小嶋、あるいは木村建設関係の事情聴取、逮捕は近いらしい。ここへきて、何故、捜査が急展開したのか。言うまでもないだろう。小泉政権の人気取り、要するに選挙目当てのパフォーマンスである。


一方では、武部が、北朝鮮への「経済制裁も不可避」と発言している。なんで今頃、経済制裁なの? これまで、あれほど「経済制裁発動を…」という拉致家族会や国民からの必死の訴えを冷酷に無視し続けてきた小泉執行部が、急に「経済制裁を…」なんて言い出すなんて、臭い。全部、選挙目当てのパフォーマンスだろう。(笑) 選挙が終われば、きっと、また元の木阿弥だよ。




ヒューザー・小嶋社長を来月にも立件…耐震強度偽装事件
耐震強度偽装事件で、姉歯秀次一級建築士(48)が構造計算書を偽造した強度不足の分譲マンションを販売したヒューザー(東京都大田区、破産)の小嶋進社長(52)=写真=について、警視庁などの合同捜査本部は5月中にも立件する方針で捜査を進めていることが17日、分かった。

合同捜査本部は、18日に任意で事情聴取するため、小嶋社長に出頭を要請した。
神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ藤沢」をめぐり、合同捜査本部は、同社が偽装を知りながら部屋を引き渡したり契約した疑いがあるとみており、詐欺と宅地建物取引業法違反容疑で詰めの捜査を急いでいる。
聴取では構造計算書偽造を知った時期や、偽装発覚後にマンションの部屋を引き渡したり、販売契約を結んだ経緯について説明を求めるとみられ、業務委託を結んでいた姉歯建築士とのつながりの解明も急ぐ。

木村建設社長ら粉飾決算で事情聴取
警視庁などの合同捜査本部は17日、姉歯建築士が構造計算書を偽造したホテルとマンションの半数以上を施工した木村建設熊本県八代市、破産)の木村盛好社長(74)=写真右=や篠塚明元東京支店長(45)=同左=ら10人前後に出頭を要請、木村社長らから一斉に事情聴取した。篠塚元支店長は八代市の自宅にいて、聴取はなかった。
粉飾した決算書類を国土交通省に提出していた疑いが浮上しており、合同捜査本部は建設業法違反(虚偽記載)容疑での月内逮捕に向け、木村社長らを追及した。
【sankei-web】

★通信社の特派員「めぐみさんらしき女性を見た」
横田めぐみさんの「元夫」とされる「キム・チョルジュン」氏が4年前、めぐみさんの両親にあてて手紙を送り、訪朝を要請していたことが17日、分かった。

韓国紙の東亜日報が報じた。横田滋さん(73)と早紀江さん(70)夫妻は、訪朝して墓などを訪問すれば「めぐみさん死亡」の情報を既成事実化される危険性があり、要請に応じなかったという。手紙では「幸福な結婚生活でしたが、今はめぐみが死亡したという知らせを伝えるしかない」などと書かれていた。

一方、平壌で「めぐみさんによく似た女性を見た」との新情報も浮上。2月までロシア・タス通信平壌特派員だった記者が、複数の外交筋の情報として「2004年と05年の政府主催のレセプションで目撃した」と明かした。記者は「確かな情報は一切ない」としつつ、女性の容姿が日本人風で「カン・ミスク」と名乗り、夫らしき男性と一緒にいたという。
共同通信

■読者からのコメントより。(コメント募集)

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Subject: ぜんぜん役に立たないメッセージです。
Date: Thu, 13 Apr 2006 18:38:47 +0900

政治のことがこれほど熱く語られているとは驚きました。山崎さんてプラグマティストなんですか? この種の哲学者はアメリカで主に活動を展開している・・・?
小泉にしても小沢にしても、ほとんどワイドショーなんかでも取り上げるくらい、ごくごく芸人みたいな扱いを受けています。また、ニュースがワイドショー化しているとも感じます。
どちらにしてもぼくには胡散臭いばかりです。政治に興味がないというのではなくて、テレビでおなじみの編集を、つまり加工したソースをぼくはうのみにできないのです。
小泉は政治家として非常に優れた人だと思います。ですが彼の目指す資本主義主導の世界観は決して共有できるものではありません。いや、彼はほんとうに資本主義主導を考えているのか・・・? それもわかりません。ただアメリカみたいな国になってもらいたいとは思いません。
神戸では一時、O君の自殺が問題視されていました。小学生が自殺するというのは大人にとって、びっくりする様な出来事だったのですね。だけど今は彼の自殺のことを取り上げるマスコミはないです。彼は「これ以上、進歩して・・・」彼の遺書にはその当時、この世界にたいする乖離を浮き彫りにしている表現がありました。年間3万人以上の自殺大国日本では彼の死もたいした問題ではないのかもしれません。ぼくはテレビも新聞も信用してません。流行りすたりのあるニュースにはうんざりです。
イヴァン・イリイチの『ジェンダー』を読んで、ますますこの世界がうっとおしく感じています。
草々
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●鋭い本質的なコメント、ありがとうございます。あなたにあなたの考えがあるように私にも私の考えがあります。私は、私の考えや生き方を他人に理解してもらいたいとは思いません。お互いにそれぞれの信じる道を行くだけです…。あなたも自分の信じる道で頑張ってください。(from-山崎行太郎)