文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

前原民主党の土下座と居直りと、謝罪広告・・・。

■前原民主党の完敗で終わったメール騒動だが、それはそれでいいのだが、あれほど堂々と大見得を切って、小泉自民党に対して辞任覚悟、玉砕覚悟で、退路を絶って、挑発的に挑んだ倒閣運動であり、政争だったはずなのに、蓋を開けてみればなんのことはない。党首から何から、雁首を並べて議場の中で、真っ黒クロケに決まっている小泉や武部を相手に土下座の繰り返し、逆に慰められる始末…。そして今度は、武部次男の要求どおりに、新聞に謝罪広告だとか。では、責任を感じて一斉に退陣し、人心一新の上で、再度、政権獲得のために挑戦していくのかと思いきや、ほぼ全員がそのまま居座り、知らぬ存ぜぬ…。敵陣からは逆にさかんに応援される始末…。この調子だと、前原民主党は、死ぬまで、小泉一派にユスられ続けるだろうね。おそらく、前原民主党は、西澤とかいうフリーライターに金を渡しているはず…。別に渡してもかまわないのだが、問題は、自民党小泉一派にそのシッポをしっかり掴まれられているらしいこと…。小泉が、メール爆弾爆発と同時に「ガセネタだろう…」と居直った理由は明らかだろう。早い段階で、小泉には仕掛け人から直接に情報が届いていたのだ。メール爆弾を仕掛け、その情報を小泉にまで上げたのが、自民党の秘密情報機関(笑)、世耕弘成ルートか、公明・草加ルートか知らないが…。というわけで、一度は、ちょっと期待してみただけに、そのあまりのいい加減さ、無責任さ、美学の欠如に、あれれれ、と驚くほかはない。昨日の国会審議も、民主党はすっかり借りてきた猫状態だったらしい。蓮訪とかわけわからないヒステリー女が、これまた頓珍漢な勘違いオバサンを相手に、つかみ合い寸前のキンキン声で、何か喚き散らしていたらしいが、ほかにすることがあるだろう。渡部恒三が、タイミングよく、党首選の前倒しを提案したのにも抵抗して、前原とその仲間は、恥知らずにも九月まで任期一杯頑張るつもりらしい。引き際の分からない未練タラタラ男って、やだねー。前原が頑張れば頑張るほど沈んでいくのが今の民主党政権交代を視野に選挙に挑んで大敗し、潔く辞任した岡田民主党の頃がなつかしいよ。