文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

悪質なのは検察?

(読者からのコメントより。↓↓↓)

【 名 前 】:ミウ

この事件の関係者から、「今回の逮捕は西村の罪を問うものじゃないんだ。西村を挙げることが検察の目的なんだよ。」と聞きました。全くそのとおりだと思います。当初大阪府警が調査した際、「西村さんは被害者ですね。」と言って問題とならなかったものが、検察に移ってから一転して「極めて悪質なもの」となってしまいました。極めて悪質なのは、検察ですが。今の段階では、まだ‘容疑をかけられている’だけですが、検察が国民を逮捕し、どんな容疑をかけるかは検察の自由です。ですが、人は誰しも、法を犯さずして生活することはできません。検察の手にかかれば、‘うっかりミス’や‘単なる見落とし’‘本当に知らなかった’ことでさえも、「極めて悪質」なものとなり得ます。結局は検察がどう解釈するか、ということなのですから。西村先生は、12月5日あたりから、拉致問題の解決を訴えるためにワシントンへ行く予定だったのですが、この前に潰しておくか、と思ったのではないでしょうか。

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■鋭いコメント、ありがとうございます。おっしゃるとおりですね。僕も、当初から、この「西村真悟代議士逮捕事件」は逮捕そのものが目的であって、「非弁活動」がどうのこうのという議論は「えさ」にすぎない、と思っています。したがって、西村真悟代議士が犯したとかいう「非弁活動…」「名義貸し行為」等の逮捕理由の内実の議論には巻き込まれないようにしてきたつもりです。そういう議論の上で、西村真悟代議士の「無罪」を主張したとしても、そういう議論の土俵に乗ることに自体において、すでに「敵側の思う壺」だからです。西村真悟代議士のフアンや支援者の多くが、西村真悟代議士を弁護しながらも「脇が甘かった…」「今となつては、もうどうしようもない…」というような論調に流されていきました。僕は、「脇が甘かった…」とは思いませんね。アメリカの大統領が、銃殺テロの危険性を感じながらも民衆の中に飛び込んで行くのを、「ワキが甘い」という人はいないでしょう。政治活動とは「生命の危険性」や「逮捕の危険性」を感じながらも、民衆と共にあるのが本来的な政治活動というものでしょう。ところで、西村事件に関しては、「無罪」も何も、逮捕そのものが不当な政治謀略であり、健全な政治活動への思想的弾圧でしょう。検察の言う「逮捕理由」など、いくらでも捏造可能です。検察の「逮捕理由」(ストーリー)を鵜呑みにして右往左往するのは愚の骨頂です。前原民主党の動きなどその最たるものでしょう。何故、民主党は、今こそ、小泉政権中枢部の政治謀略と、それに追随する検察の暴走や横暴を告発し、これは正当な政治活動への弾圧である…と抗議するべきだったのに、そうしなかったのか。僕には不可解です。というより、僕は、逮捕された西村真悟代議士を切り捨てて「綺麗な民主党」を目指した(笑)…前原某の「政治的センスのなさ」に絶望しましたね。民主党は、もうダメです。前原民主党の行く末は、見えています。「社会党化」そのものです。「小泉自民党」に擦り寄っていって甘い汁でも吸うつもりでしょう。ところで、今日はこれから、拉致問題等でも活躍する政治評論家で国際政治学者・藤井厳喜氏主催の、毎年恒例の「忘年会」に行きます。藤井氏は、通訳として「拉致被害者家族会」のアメリカでの活動を支援してきた学者、思想家(拓殖大学客員教授)です。( from_ 山崎行太郎 )