文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「中央直結」と「利益誘導」の岡山市長選挙の喜劇。これぞ_、小泉執行部の「地方の植民地化」だな。

「利益誘導」型自民党政治を批判し、政策中心の選挙対策で大勝利したとホザいていた小泉執行部の岡山市長選挙のやり方は、完全な利益誘導型だったという「お笑い小泉劇団」の一幕…。これは、要するに小泉一派による既得権益と土着利権の単なる付け替えに過ぎない。土建屋利権をちらつかせて、地方企業を弾圧、恐喝しまくる、いつもの小泉戦略だろう。それにしても熊代氏は、自民党小泉一派の中央政府からの弾圧と策謀に対抗して、よく健闘したと言うべきだろう。

岡山市長に高谷氏初当選 組織戦で三つどもえ制す

 9月の衆院選に立候補した前市長(比例中国ブロックで復活当選)の辞職に伴う岡山市長選は9日投票、即日開票の結果、無所属新人で会社社長の高谷茂男(たかや・しげお)氏(68)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元総務省課長補佐の高井崇志(たかい・たかし)氏(36)と、無所属新人で元内閣府副大臣熊代昭彦(くましろ・あきひこ)氏(65)を破り、初当選を果たした。投票率は43.31%で、前回の51.18%を7.87ポイント下回った。

 高谷氏は自公両党の推薦や経済界の支持で手堅い組織戦を展開。低投票率もあって高井、熊代両氏を引き離した。安倍晋三自民党幹事長代理や冬柴鉄三公明党幹事長らが応援に入り、中央との「パイプ」を強調。累積赤字を抱える「倉敷チボリ公園」の再建に携わった経験から行財政改革を訴え、支持を固めた。高谷氏は当選を受け「都市間競争に負けない岡山市をつくりたい」と述べた。

 高井氏は次期参院選岡山選挙区から民主党公認で立候補する予定だったが、離党して市長選に出馬。実質支援に回った民主党前原誠司代表も応援に入ったが、知名度不足で浸透しなかった。

 熊代氏は郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で反対票を投じ、自民党本部が萩原誠司(はぎわら・せいじ)前市長を“刺客”として擁立したため、総選挙出馬を断念。空席となった市長選にくら替え出馬したが、保守分裂で票を伸ばせなかった。


岡山市長選開票結果


当 95635 高谷 茂男 無新
  68940 熊代 昭彦 無新
  58165 高井 崇志 無新
          (選管最終)


(共同)

(10/10 00:33)






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