文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

北朝鮮は暴発しない。おそらくその度胸はないだろう。

このところ緊迫の度を増しつつある北朝鮮情勢だが、一部の新聞や週刊誌で北朝鮮の核実験による「死の灰」報道が過熱気味のようだ。騒いでいる人達は、北の核や「死の灰」で日本列島は簡単に全滅するとでも予想しているのだろうか。油断は禁物だが、明らかに騒ぎ過ぎだ。キム・ジョンイルにそれだけの度胸があるわけがない。彼の本質は「小心な善人」にすがない。21世紀のヒットラースターリンたりうるほどの人物ではない。核のボタンを押した途端に一瞬のうちに消される運命を知りつつ、核のボタンを押すにはそれなりの思想的裏付けが必要だろう。つまり歴史に大悪人として残ったとしても甘受するという人生論的裏付が必要だが、彼にそういう哲学があるとはおもえない。要するに、核攻撃など彼には出来ない。彼が躊躇している間に、アメリカのブッシュに先制攻撃を受けて…・。いずれにしろ、核実験や核攻撃による日本壊滅なんて、すべては机上の空論である。死の灰だ、核攻撃だと騒いでいる人達はキム・ジョンイルの陽動作戦の隠れた協力者にほかならない。核塔載のミサイルを日本に打ち込む度胸があるならさっさと打ち込んで見ろ…と逆に脅迫すべきだろう。一番先にふるえあがるのはだれか…。考えなくてもわかるだろう。日本のマスコミにもよく考えてもらいたいものだ。