文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本植民地論ータレント右翼=櫻井よしこよ、「中国脅威論」の前に言うべきことがあるだろう。

・ 憲法記念日ということもあって、各地で、護憲派や改憲派が、それぞれ集会や講演会などで盛り上がったようだが、いずれの側にも、あまり興味はない。教条主義化し、イデオロギー化した護憲論にも改憲論にも賛同しかねるからだ。 例によって、タレント右翼=…

櫻井よしこと百田尚樹。漫画や大衆小説で「憲法改正」を語るなかれ!

・自民党が「憲法改正」を漫画にしたそうである。櫻井よしこ等は、大衆小説家や芸能人、三流学者等を発起人にした「美しい憲法をつくる国民の会」(笑)とやらを始めたそうである。「憲法改正」も堕ちたものである。「憲法改正」に必死になるのも分からないわ…

発売中の「週刊金曜日」に、「保守論壇のスターたちの憲法観ぶった切り」を書きました。ご一読ください。櫻井よしこや八木秀次等の憲法論について批判的考察を行い、その「口から出任せの稚拙な憲法改正論」を徹底批判しました。(訂正。八木秀次の天皇批判が掲載された雑誌は「世界」ではなく「正論」でした。)

憲法とは何か? 憲法改正を強く主張しているらしい櫻井よしこは、そもそも「憲法とは何か?」を理解していない。日本国憲法には「国民の権利」ばかり書いてある、もっと「国民の義務」を書くべきだ、と繰り返し主張する櫻井よしこは、「近代憲法の原理」も、いわゆる「立憲主義」も、まったく理解していないことが分かる。

・ もちろん、明治憲法も日本国憲法も、近代憲法の原理原則にもとずいている。言うならば、櫻井よしこは、日本国憲法だけではなく明治憲法も否定していることになる。櫻井よしこに、それが分かっているのか、疑わしい。おそらく、自覚していない。 たとえば…

今日(5/1)発売の「週刊金曜日」に、「保守論壇のスターたちの憲法観」について書きました。ご一読ください。櫻井よしこや八木秀次等の憲法論について批判的考察を行い、その「口から出任せの稚拙な憲法改正論」を徹底批判しました。

昭和天皇は、何故、「東條批判」を繰り返したのか? 東京裁判で、「天皇擁護」「天皇無罪」の証言を続けた東條英機だったが、昭和天皇は、戦後、その東條英機を批判し続けた。そして、東條英機等が靖国神社に合祀されると、「A級戦犯合祀」を批判して、靖国神社参拝を拒否したのだった。何故か?「国体護持」のための昭和天皇の政治的決断とは、どのようなものだったのか?昭和天皇は、「生き延びる」ために、あるいは日本の再生のために、心ならずも、「東京裁判」を受け入れ、「A級戦犯処刑」を受け入れ、「沖縄切り捨て」を受け入れ、「日本