文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

日本を亡ぼす『反知性主義』。佐藤優氏と小生との対談が「月刊日本」9月号に掲載されています。御一読ください。

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月刊日本」9月号が、発売されました。小生は、佐藤優氏との対談、連載「マルクスエンゲルス」の二つを掲載しています。特に佐藤優氏との対談は、最近、話題の「反知性主義」をめぐって、長時間話し合ったものです。佐藤氏との対談は、「沖縄集団自決論争(裁判)」をめぐる対談以来、もう数回、行っています。さて、佐藤優氏は、『知性とは何か』で、安倍政権を反知性主義政権と呼び、これでは日本が危ないと警告を発しているが、私も、佐藤優氏が反知性主義と呼ぶところを、「「ネット右翼」「ネット右翼現象」「ネット右翼化」「ネット右翼脳」などと呼びつつ警告を発している。佐藤優氏も、「反知性主義」を、一部の右翼青年たちの問題に限定せず、政界の中枢や文化人、知識人にまで及んでいる社会現象として捉えている。私が言う「ネット右翼現象」という問題右翼」も、一部の右翼青年たちの問題として限定はしていない。むしろ「ネット右翼」を安易に批判している連中も含めている。だから、私は、いわゆる「ネット右翼批判本」にほとんど興味がない。私とは問題意識の位相がまったくことなるからだ。もし、「ネット右翼問題」を、「ネット」や「ネット右翼青年」たちに限定するなら、むしろ私は擁護派である。マスコミや文化人・・・等が情報を独占し、情報発信を一方的に支配していた時代の「闇」の部分を、従来、情報の受け手でしかなかった一般庶民の側が、つまりこの一般庶民を「ネット右翼」と言っていいが、ネットを駆使して、双方向的に情報を発信することによって、次々と暴露していったというのが実情だろう。安直な「ネット右翼批判」の多くは、古典的マスコミや文化人による「新興ネット文化人」への恐怖と不安に基づく体制側からのバッシングにすぎない。(続く)





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