2014-08-12

dokuhebiniki2014-08-12

ところで、昨日は、台風一過というわけで、枕崎の「なぎさ温泉」に、朝早く行ってきた。気持ち良く温泉につかり、露天風呂から枕崎市街や立神、東シナ海・・・を眺めたあと、頭を洗っていると、携帯がなった。携帯もビニール袋に入れ、持ち込んでいたので、慌てて携帯を取り出した。「非通知」となっている。明らかに怪しい。仕事関係かもしれない、と思ったので、電話に出た。

「今でも、あなたは小保方擁護をしているんですか?」というのが第一声だった。中年女性の落ち着いた声だった。もちろん心当たりはない。僕は、深刻な話だなと思ったが、そのまま、黙って聞いていた。「あなたのブログを読んだですが、かなりいい加減なことを書いていますね。」と続けてきた。小保方博士を批判する側の女性らしかった。僕は、「意見が違いますね。議論しても無駄です。」と言って、スイッチを切った。

「非通知」で、しかも「名前も名乗らない」で、一方的に電話してくる・・・ということは、相当、怪しい。こういう、明らかに怪しい抗議の電話は、実は、ほとんどかかって来ない。極めて珍しい。おそらく、電話の主は、かなり焦っていたのだろう。

メールでならば、頻繁に抗議や、批判=罵倒のメールやコメントが来る。しかし、メールやコメントの場合は、自分のメールアドレス類が、必須なので、全くの「匿名」というわけにはいかないが・・・。それにメールの文章は長めの文章になるので、筆者が何者かは、だいたい想像がつく。

「非通知」「匿名」の上に、高飛車に「あなたの・・・」と話しかけてくる中年女性は、普段から、かなり横柄な、人を見下すようなものの言い方(ナラティブ)を、日常的に繰り返しているのだろう、と思われた。「理科系」特有の非常識、社会常識の欠如という奴ではなかろうか。社会常識の欠如した僕が言うのだから、かなり深刻だろう。

さて、話は変わる。小保方事件に関わって、頻繁に「小保方博士批判」を繰り返し、結果的に「小保方博士バッシング」に加担することになる人たちの多くが、笹井芳樹博士や丹羽仁史博士、若山照彦博士を、「先生」と呼び、小保方晴子博士だけを、「小保方晴子さん」とか「小保方晴子氏」とか呼んでいる、そのものの言い方に、僕は、かなり強い違和感を持った。

「笹井芳樹先生」や「丹羽仁史先生」「若山照彦先生」と「小保方さん」「小保方氏」の差異・・・。小保方晴子博士だけは、科学研究者業界(パラダイム)のアウトサイダー、つまり余所者、異星人・・・だと言いたかったのだろうか。小保方事件の深層は、ここらに、つまり、科学研究者業界(パラダイム)の常識、先入観に潜んでいるのではないか、と僕は考える。

さて、「非通知」「匿名」「あなたは・・・」という電話の主は、誰だったのだろうか？今となっては、確かめようがないが、少し、気になる。(笑)

(続く)

■曽野綾子の『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は１９７０年に赤松部隊隊員=谷本小次郎によって全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。
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■『曽野綾子大批判』を読んだら、保守論壇の「思想的劣化」の実相を深層分析した『保守論壇亡国論』も。
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文藝評論家=山崎行太郎の『毒蛇山荘日記(1)』

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