文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍は河野談話を踏襲します。ハイ。チーム世耕補佐官は、健在ですよ(笑)。

僕は、従軍慰安婦問題にも拉致問題にも、さらには南京事件についてもさほどの関心はないが、安倍内閣の補佐官・世耕弘成首相補佐官(広報担当)が、4日のテレビ朝日番組で、従軍慰安婦の動員をめぐる旧日本軍の強制性に関する1日の安倍晋三首相の発言について、「首相就任直後の国会答弁通り。強制性の定義は広義、狭義といろいろあるが、(従軍慰安婦におわびと反省の気持ちを表明した1993年の)河野官房長官談話を引き継ぐことは変わっていない」と強調したというニュースには、唖然とした。余計なお世話だけど、これでまた安倍の支持率は急落するんじゃないの。施工としては、ここでイッパツ、支持理アップの奇襲(紀州?)作戦に出たつもりだろうが、やっつば、最近の施行氏はどこかピントがズレているらしく、気の毒なことにやることなすこと裏目裏目に出るようだ。そもそも安倍が、突然、従軍慰安婦問題に言及して、従軍慰安婦は存在しないとかなんとか、ネット右翼やニワカ保守派が喜びそうなコワモテ発言をしたのは人気取り、支持率アップ目的のパフォーマンスであって、その下心はミエミエだが、しかし、それに対して、韓国外務省やアメリカから反論が相次ぎ、さて、これらの反論に安倍はどー対応するのかな、今度はツッパッてみせるのかな、と思っていたら、安倍の代理としてアメリカでロビー活動をやっているはずの補佐官・世耕弘成が、テレビで、「安部発言の取り消し」(爆笑)だと。またまた安倍お得意の迷走がはじまったというわけかな。しかし、今度は米韓を相手にしての迷走だから、国際的な恥さらしだわな。安倍内閣の幕引きは、施工センセイがやるのだろうね。(爆笑)


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「首相は河野談話を継承」 慰安婦問題で世耕補佐官



 世耕弘成首相補佐官(広報担当)は4日のテレビ朝日番組で、従軍慰安婦の動員をめぐる旧日本軍の強制性に関する1日の安倍晋三首相の発言について「首相就任直後の国会答弁通り。強制性の定義は広義、狭義といろいろあるが、(従軍慰安婦におわびと反省の気持ちを表明した1993年の)河野官房長官談話を引き継ぐことは変わっていない」と強調した。

 韓国や米国で首相発言を河野談話見直しの動きと警戒する見方が出ているため、それに反論した。政府関係者によると、首相官邸は韓国政府や米国メディアなどに首相の真意を説明する必要があるか検討している。

 首相は河野談話継承を明言した昨年10月の衆院予算委員会で「狭義の強制性」を「家に乗り込んで強引に連れて行った」、「広義の強制性」を「行きたくないが、結果としてそうなった」と説明した上で「狭義の強制性については事実を裏付けるものは出てきていない」と答弁した。

sankei\web(2007/03/04 15:30)


安倍内閣はバラバラですね。(↓)

河野談話政調会長「見直しを」官房長官「受け継ぐ」
 自民党の中川政調会長は1日、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話を見直す動きが有志議員の間で出ていることについて、「(談話は)不明確で誤解を招く、あるいは事実誤認があり、修正した方が日本、関係諸国ともよりよい方向になるという目的は全く同感だ」と述べ、見直しが必要とする考えを示した。党本部で記者団に語った。

 一方、塩崎官房長官は同日の記者会見で、「首相も衆院予算委員会で『談話を変更するものではない』と答弁している。談話を受け継いでいくのが政府の立場だ」と述べ、見直しを否定した。

(2007年3月1日23時37分 読売新聞)

■さて、韓国外相の抗議に安倍は、どう対応するのだろうか。また、いつものようにヘナヘナの腰砕けかな(笑)。

安倍首相「慰安婦強制性、証拠ない」 韓国外相が不快感
2007年03月03日10時59分


 韓国の宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商相は2日、安倍首相が旧日本軍の従軍慰安婦問題で「(軍の強制連行への直接関与など)強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と発言したことについて「これらの発言は、健全で未来志向の日韓関係を築く共通の努力の助けにならない」と述べ、不快感を示した。ワシントンで講演した際、質疑応答で語った。

 安倍首相は1日、軍当局の関与と「強制性」を認めた93年の「河野官房長官談話」に関連して「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実ではないか。定義が変わったことを前提に考えなければならない」と官邸で記者団に語った。

 この発言に対し、宋氏は「どこにいようと何をしていようと、正面から真実に向き合い、人類の普遍的価値を尊重しなければならない」と語った。

 米下院の与野党議員は1月末、日本政府に明確に歴史的責任を認め、首相が公式に謝罪するよう求める決議案を提出。2月には元慰安婦を招いた公聴会が開かれた。