文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「文春スキャンダル」に群がる「ネット右翼」と「保守論壇」。


最近の日本の政治的、思想的な地盤沈下を象徴する事件だ。ガセネタを承知の上で、選挙妨害が目的で、都知事選の「野党統一候補」として、有力候補者として注目されている鳥越俊太郎に関する「鳥越スキャンダル」を報じた「週刊文春」のシモネタ記事に、「ネット右翼」や「保守論壇」の面々が群がって、大騒ぎしているのだ。鳥越俊太郎に、二、三の色恋沙汰があっただろうことは、想像できる。だが、それを、都知事選の真っ最中の今、「大スキャンダル」として報じるべきことか。また 、それをネタに、鳥越俊太郎都知事選に出る資格がないとかなんとか、池田信夫のように、大騒ぎするに値する事件なのか。池田信夫の政治的、思想的な関心は、エロ週刊誌レベルだということが分かる。ようするに、「文春スキャンダル」は、「ネット右翼」や「保守論壇」の面々の思想的レベルが露呈した事件だといっていいだろう。普段から、なんでも分かっているかのように分析、解説する国際的政治学者や政治ジャーナリストたちは、誰一人、「トランプ現象」の爆発的拡大も「英国のEU離脱」も予知できなかった。国際政治学者や政治ジャーナリストたちの思想的レベルも、週刊誌のシモネタ記事に夢中になる「ネット右翼」や「保守論壇」の面々と同じようなものだろう。ところで、私は、都知事選にさほどの興味もない関心もない。誰が当選しようと、別にどうでもいい。私が、関心を持つとすれば、参院選自民党圧勝の影で 、あまり話題にならないが、この都知事選で「野党統一候補」がすっかり定着し、今後の総選挙でもさらに進化し、政局の「台風の眼」になるだろうということだ。おそらく、共産党との野合を批判していた民進党の中の自民党寄りの一部の議員たちにも、この流れを押しとどめることは出来ない。「野党統一候補」の鳥越俊太郎が負けても勝っても、同じだろう。安倍自民党は、「野党統一候補」路線におびえているはずだ。「野党統一候補」の裏には小沢一郎という軍師がいる。「野党共闘」を実質的に動かしているのは、多分、小沢一郎志位和夫であろう。都知事選をステップに「野党共闘」派の、政権交代をも見据えた本格的な反撃が始まると見ていいだろう。それは、小沢一郎の復活劇の始まりでもある。





(続く)






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