文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

東京地検特捜部の動向?甘利事件と小沢事件の差異。

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甘利大臣辞任で幕引きか?東京地検特捜部は動くのか?動かないのか?贈収賄事件として、これだけの物的証拠がありながら、「立件」しないとすれば、それも問題になるだろう。私は、「甘利事件」の勃発と同時に、すぐに、東京地検特捜部が、立件に向けて執拗に追いかけ回した「小沢一郎事件」を思い出した。


さて、昨日(1/27)、NHKは、「甘利大臣辞任」の記者会見を、かなり詳しく報道していたが、民間テレビは、詳細は分からないが、あまり熱心ではなかったようだ。安倍政権や安倍官邸の「メデイア対策」に配慮しているのだろうか。


今日のテレビを見ていると、もう幕引きの段階に入っているようだ。甘利大臣の電撃辞任で、国民も野党も、「肩透かし」を食らったというわけだろう。TBSの番組を見ると、例の安倍首相の応援団みたいな政治ジャーナリストたちが、盛んに幕引きの発言を繰り返している。「贈収賄事件」の方には、無関心のようである。何故か?


あまり指摘する人はいないが、甘利明は「二代目のバカ坊ちゃん」である。父親は「甘利正」という衆議院議員である。しかも「バカ坊ちゃん大学」(笑)の慶應出身?脇が甘くなるのは当然であろう。私は、甘利明という大臣を、「大物政治家」だとは、最初から評価していない。マイナンバーカードの担当者としてテレビカメラに向かって、「ゲスの極み」の歌を歌った時、「コイツ、何者だ?」と思った。


「私以外私じゃないの 当たり前だけどね だ・か・ら マイナンバーカード!」。コイツ、何を浮かれているの?と私は思った。


最近、もう一度、テレビ画面で、甘利大臣を見て、愕然とした。カラオケ番組に高市早苗大臣と一緒に出てきて、「北酒場」を熱唱したからである。「全身全霊を打ち込んで政治活動・・・」と涙を浮かべて、記者会見で弁解していたが、全部、嘘だろう。浮かれていたのである。「美学」だの「生き様」だのと言っていたが、いい加減なものだろう。




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甘利氏にゲス極の呪い…マイナンバーの替え歌で暗転。日刊スポーツ 1月29日 9時56分配信



 甘利明経済再生担当相(66)は28日、都内で会見し、週刊文春が報じた計100万円の現金授受の事実を認めた上で、閣僚の引責辞任を表明した。

 甘利氏辞任は「ゲスの呪い」? 昨年5月、マイナンバーカードを説明した甘利氏は、「ゲスの極み乙女。」のヒット曲「私以外私じゃないの」の歌詞を一部替え歌にしてPRに使ったが、これが運命の『暗転』につながったのではないかと勘繰る声が、ネット上で出ている。「ゲス−」のボーカル川谷絵音と交際報道があるタレントのベッキーは、不倫疑惑を受けて出演CMが「全滅」し、タレント生命の危機に立たされている。「私以外私じゃないの 当たり前だけどね だ・か・ら マイナンバーカード!」と歌った甘利氏は、電撃辞任。報じたのはともに、週刊文春だ。果たしてつながりはあるのか。

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 甘利明経済再生担当相が閣僚を辞任した。自らの事務所の政治資金問題をめぐる引責辞任である。政治がカネで動かされることがあってはならない。全容解明に引き続き努めるべきである。
 安倍晋三首相の盟友で、内閣の要でもある甘利氏の閣僚辞任は、首相にとって痛手に違いない。
 甘利氏は来月四日に署名式が行われる環太平洋連携協定(TPP)交渉に携わっており、首相自身は、閣僚を続投させる意向だったようだが、政治資金問題を抱えたまま閣僚に居座り続けるのは適切でない。閣僚辞任は当然だろう。
 甘利氏はきのうの記者会見で、二〇一三年十一月に大臣室で五十万円、一四年二月に地元神奈川県大和市の事務所で五十万円の現金を建設会社側から受領したことを認めた上で、政治資金として適切に処理したと強調。都市再生機構(UR)への口利きも否定した。
 一方、政治資金収支報告書に記載されていない建設会社からの三百万円は、地元事務所の秘書が個人的に使っていたことを認めた。
 甘利氏は閣僚として国政に専念する中、地元事務所に対する監督が不十分だったと謝罪したが、閣僚だからといって秘書の不法行為が免責されるわけではない。
 閣僚を辞任したとはいえ、国会議員としての責任もある。幕引きは許されない。きのうの記者会見はあくまでも甘利氏側の中間報告であり、全容が解明されたわけではない。引き続き自らの手で調査を進めるべきではある。
 同時に国会での究明も必要だ。週刊文春は、甘利氏の秘書によるURへの口利きも報じている。事実なら、口利きで財産上の利益を得ることを禁じるあっせん利得処罰法に違反する可能性がある。
 いまだに政治はカネで動かされているのか、国民の疑念は募る。国会は関係者を証人や参考人として呼び、徹底的に究明すべきだ。
 甘利氏自身も国会議員として政治倫理審査会に進んで出席するなど、説明を尽くすべきである。
 自民党内では「告発した事業者のあり方も『ゲスの極み』」(山東昭子参院議員)「わなを仕掛けられた感がある」(高村正彦副総裁)と、甘利氏を擁護する発言はあったが、責任を追及する声がなぜ出てこなかったのか。
 「政治とカネ」に対する国民の目は厳しい。それを忘れているのなら、政権の緩み、権力のおごりとの批判は免れまい。政権全体で厳に反省すべきである。


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