文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

天皇と沖縄と安倍政権。あくまでも「平和」を志向する天皇に対して、安倍首相やその周辺は、「集団的自衛権の行使」や「秘密保護法」に見られるように、「平和」より「戦争」を志向しているように見える。


人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ


たとえば、安倍首相の取り巻きの一人と思われる八木秀次(麗澤大教授)は、天皇の、年一回の「記者会見」での「平和発言」や「憲法発言」などに対して、言葉を慎むべきだ、安倍政権の憲法改正に逆らっているのか、というような苦言を呈したそうである。「Y染色体論議は笑ってすむが、こちらは笑ってすむ話ではない。


少なくとも、天皇と、安倍政権やその一派との対立、思想的抗争は明らかだ。安倍政権にとって、天皇の記者会見など、どうでもいいのだろうか?私も、天皇の記者会見などでの平和主義的発言に全面的に賛同するわけではないが、無視、黙殺、冷笑してもいいとは思わない。まして苦言?


さて、昭和天皇の「沖縄メッセージ」を取り上げた。しかし、そこには、単純素朴な「沖縄切り捨て」論も「沖縄蔑視論」もなく、戦後、敗戦国の日本が国際社会のなかで生きていく上での「苦渋の政治決断」があった。だからこそ、昭和天皇は、沖縄と沖縄県民に深い「思い」を持ち続けていたのである。その「思い」に鈍感なのが、安倍政権とその周辺の保守文化人やネット右翼の人たちである。


八木秀次の「天皇護憲発言」に対する高飛車で、横柄な批判は、その延長にある。


(続く)



人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ
続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから➡︎http://www.mag2.com/m/0001151310.html