文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「答えのない問題」や「間違うかもしれない問題」、あるいは「人跡未踏の境地」に挑戦する冒険者が、ホンモノの科学者だろう。そういう知の荒野を目指す、気違い染みたホンモノの科学者たちの手によって、科学は進歩してきたのだ。「小保方事件」は、そのことを実証したと言っていい。

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しかし、そういう「危険な冒険者」としての科学者は、極めて少ない。多くの科学者は、既存の知の領域に安住する小市民的な存在にすぎない。この、安定した生活を欲する小市民的科学者たちは、「危険な冒険者」としての科学者を毛嫌いし、科学者業界から、様々な理由を見つけて、追放しようとする。


「間違うかもしれない問題」に挑戦する科学者を、些細なミスを見つけ出しては、「詐欺」だの、「捏造」だの、と大騒ぎして、社会的に抹殺しようとする。そして「科学主義者」というエセ科学者たちがはびこることになる。「花園を荒らすのは誰だ?」というわけである。


上昌広(東大特任教授、医療ガバナンス)や中山敬一(九州大学教授)を筆頭とするエセ科学者や科学主義者などの役割は、「間違うかもしれないような難問」「人跡未踏の問題」・・・に挑戦する冒険者としての科学者を、取り締まり、マスコミや大衆の偏見を悪用して、批判=罵倒して、社会的に抹殺することだ。「答えのない問題」や「間違うかもしれない問題」、あるいは「人跡未踏の境地」に挑戦する冒険者こs


彼ら自身は、先端科学的な、研究や実験に専念することはない。彼らは、科学者ではない。科学主義者、ないしは、エセ科学者というべきだ。既存の科学的な知の領域にとどまり、それを金科玉条にして、その常識化した科学理論の体系を守ることだ。いわゆる反動的科学者である。小・中・高の教育者はそれでいいかもしれない。


トーマス・クーンは『科学革命の構造』で、こう言っている。

偉大な発見の多くは、はじめは拒絶とあざけりの対象となる。何故なら偉大な発見というのは、私たちが当たり前と思っていることに挑戦し、従来の科学的常識に挑戦してくるからだ。それはいままで尊敬されてきた科学理論を捨て、それとは相容れない理論その挙句、を手用途する。規範科学はしばしば斬新な理論を迫害するが、それは斬新な理論が必然的に破壊的な性質を持つからである」・・・。

もちろん、トーマス・クーンは、「偉大な発見」をし、「従来の科学的常識」を覆した、成功した科学者だけをを擁護しているのではないだろう。「従来の科学的常識」に挑戦し、「失敗」「挫折」した科学者も、肯定的に捉えているだろ。う。「答えのない問題」や「間違うかもしれない問題」、あるいは「人跡未踏の境地」に挑戦する冒険者こそ、ホンモノの科学者なのだ


(続く)

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日本人の「思想的劣化」の見本がここにいる!!!

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曽野綾子が、 某週刊誌で、夫の三浦朱門と、夫婦対談をしていた。健在であることをアピールしたかったのだろうか?それとも?夫婦円満な老後を自慢したかっただけなのか?そうではないだろう。尻に火がついていることを知らぬはずはない。曽野綾子よ、「夫婦漫才」をやっている場合じゃないだろう?大江健三郎を批判=罵倒したように、『曽野綾子大批判』に反論出来るなら反論してみよ!!!いつでも、受けて立つぜ!!! それとも、嵐が過ぎ去るのを待つつもりか?喧嘩を売られて沈黙するようじゃー、「作家」じゃないだろう。



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曽野綾子が、沖縄集団自決問題を論じた『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は、1970年に、赤松部隊隊員=谷本小次郎によって、全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。とすれば、大江健三郎を訴えた「大江・岩波裁判」の根拠となった曽野の『ある神話の背景』も、「改竄=捏造文書」だということになる。しかも、曽野が、赤松部隊の共同謀議の場所に参加している「証拠写真(下)」まで残されている。曽野綾子は、曽野の改竄=捏造、共同謀議参加・・・を告発した『曽野綾子大批判』に答えるべきだろう。それとも、無視し、この問題から逃げるのか? 逃げるとすれば、曽野綾子は、「文学者失格」ではないのか?
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曽野綾子が赤松嘉次や赤松部隊のメンバーと謀議を凝らしている写真は、これ。


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