文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小沢問題」の政治学。今回も反小沢と親小沢の戦い。政局の中心に「小沢一郎」がいるのは当然だろう。日本の政治の弱体化=幼児化の原因は、米国、マスコミ、官僚・検察・・・植民地主義連合軍による「小沢排除」にある。

政策論争がない、ともっともらしい正論を唱えて、民主党代表選挙を上から目線で、冷ややかに見ている連中がいるらしいが、僕は、むしろ、つまらない政策論争がないことで、この代表選は有意義な選挙になると思う。実質的に総理大臣を決めることになる選挙が「政策」で争われるということほど愚劣なことはない。昨日の合同記者会見でも、「小沢一郎問題」をめぐる質問と回答の瞬間だけが真剣勝負を思わせたが、当然である。朝日新聞の「星浩」、読売新聞の「橋本五郎」TBSの「杉尾秀哉」・・・などのような大手新聞、テレビの政治記者たちは、政策論争など擬似問題に過ぎず、小沢問題こそ真の政治問題だということをよく知っているのである。ただ、その政治記者達が、これまでの経緯から、「小沢一郎復権」を異常に恐れているために、質疑応答が険悪になり、それ故にますます小沢問題の重要性が浮き上がっただけである。僕は、小沢問題が、今回の代表戦の第一の争点となることは必然的だと考える。新政権で小沢一郎が実質的な総理大臣として復権するか、それとも座敷牢に閉じ込められたままか、という問題こそ大問題である。政策や政策論争はそれから後の問題だろう。小沢一郎をめぐる権力闘争より政策論争が大事だと考える人がいたら、まことにお目出度い人と言わなければならない。たとえば猪瀬直樹が、海江田と前原の一騎討ちを、二人とも「脱原発問題」に疎いということで、「悪夢」だと言っている。笑止である。猪瀬によると、東京都が発電所を作るのだそうである。オメデタイ。 前原と海江田(小沢一郎の代理)の戦いは、親米奴隷派と脱米独立派の、日本の独立を賭けた民族独立戦争である。「日本の独立を賭けた民族独立戦争」が悪夢であるはずがない。(続く)

■【民主党代表選】争点は結局「政策」より「小沢問題」 
2011.8.28 00:18 (産経新聞)


 新政権は国難よりも党内政局で混乱するのではないか−。27日に告示された民主党代表選に出馬した5人による共同記者会見に出席して、そんな思いを強くした。そして、それは短命に終わった鳩山由紀夫菅直人両政権も抱えていた、民主党政権の本質的な弱点でもある。

 代表選に勝利すれば、よほどのハプニングがない限り、その人物が第95代首相に就任する。そして新首相は、東日本大震災と福島第1原発事故の後始末や、円高を含めた財政・経済問題という難題に立ち向かわなければならない。

 しかし、共同記者会見に臨んだ5人の発言からは、ある人物の処遇に苦慮している様子がありありとうかがえた。刑事被告人であり、党員資格停止中で代表選に投票する権利すらない小沢一郎元代表にどう向き合うかという悩みだ。

 全員が「挙党態勢」が重要だと訴えた。ところが、小沢氏の処遇になると「全員野球」(前原誠司前外相)、「怨念を超えた政治」(野田佳彦財務相)という言葉で済ませ、具体的な言及を避けた。

郷土記者会見で、しつこく小沢問題を追及し、海江田を攻め立てた朝日新聞の「星浩」が、どういう役割と思想の持ち主かは、あの共同記者会見で天下に知らしめることになったわけだが、従米奴隷主義者、植民地支配の現地代理人は「星浩」等だけではない。まだまだいるはずである。この代表選を通じて、その種の植民地主義的文化人たちが続々と正体をさらけ出すはずである。(続く)



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