文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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三島由紀夫・憂国忌・豊島公会堂にて・・・。

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憂国忌で講演する井尻千男氏。遅刻したために、「will」編集長の花田氏、元文春の堤尭氏、中村彰彦氏、三島研究会の幹事宮崎正弘氏等、要するに三島由紀夫や森田必勝を、具体的にも個人的にも身近に知る編集者や作家達による座談会が、後半の一部しか聞けなかったのが残念だったが、井尻氏の「最後の特攻としての三島由紀夫」という講演では、「戦わずして負けることと」と「戦って負けること」の違いを強調していたのが、最近、ちょっと沖縄戦史に関心を持って調べている最中だったので、印象的だった。先輩達が、「負けたとはいえ、負け戦覚悟の上で、戦ってくれた…」おかげで、われわれ日本人は、日本の歴史に誇りを持てることになったのだ、と。もし、「戦わずして負けていたら…」。欧米は、今、グローバリズムの掛け声と共に「国家」を失いつつあるが、日本はそうはならないだろう。日本は、有史以来、国家であり、今も、これからも、国家であり続ける唯一の国になるかもしれない、という話も。憂国忌終了後、二次会へ歩きながら西尾幹二氏とちょつと立ち話。月刊「自由」の一月号に、西尾氏、藤岡信勝氏、加瀬英明氏、石原編集長等による「大座談会」が掲載されるらしい。むろん、内容は、「つくる会」問題である。僕も、近々、『西尾幹二論…「つくる会」騒動とは何だつたのか?』というやや長めのエッセイを書こうかな、と思っている矢先だっので、興味をそそられた。新「つくる会」は、「月刊自由」を発行する「自由社」から新しい歴史教科書を発行する予定になっている。楽しみである。二次会の後、保守主義研究会の学生達と深夜まで、飲み明かす…はずが、いつのまにか居眠り。その後は…。




三島由紀夫の「檄」を朗読する「日本保守主義研究会」の学生達……。