文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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後藤さん殺害!安倍首相の「戦争ごっこ」の後始末!


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後藤健二さんが殺害されたようだ。「イスラム国」からのビデオが公開されたらしい。この結果は、良かれ悪しかれ、「対テロ戦争ごっこ」に熱中する安倍首相の判断と決断が招いたものである。安倍首相は、「テロに屈することはない」「許しがたい卑劣な行為だ」「許しがたい暴挙」「罪を償わせる」・・・と「イスラム国」批判を繰りかえしているが、私は、安倍首相の判断を、批判するつもりも擁護するつもりもない。日本国民が、どう評価するかに興味があるだけだ。


安倍首相が、「日本国民の生命」より、つまり「人質救出」などより、アメリカの主導する「対テロ戦争」を優先しているということは明らかである。私は、繰りかえすが、安倍首相を批判するつもりはない。安倍晋三という政治家を、日本国の最高指導者に選んだ日本国民の責任だからだ。安倍首相の決断の背後には、日本国民がいる。


良かれ悪しかれ、安倍首相は、「イスラム国問題」や「イスラエル問題」という火中の栗を、自分から進んで拾いに行ったのだ。「中庸」という言葉や、「テロに屈するな」という言葉で、現代の火薬庫=中東問題が、簡単に解決できると思ったのだろう。この軽薄な思考力の問題は、安倍晋三の軽薄さの問題だが、同時に日本国民の軽薄さの問題だ。


安倍首相の「テロに屈することはない」「許しがたい卑劣な行為だ」「許しがたい暴挙」「罪を償わせる」・・・という言葉は、「イスラム国」に対する宣戦布告である、ということを日本国民は知っておくべきだろう。いずれにしろ、安倍首相の「戦争ごっこ」の後始末は高くつくだろう。


「イスラム国」の公開した画像=動画には、後藤健二が首を切断され、その首が胴体の上に乗せられている画像もある。一部にはその残酷な画像も出回っているようだが、マスコミを中心とする日本の市民社会では、タテマエ上、公然とは見せられないことになっているらしい。「現実を直視せよ」と言いながら、現実や真実は、言論統制され、なかったことになっているのだろう。

(続く)




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