文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

佐藤優と『ネット右翼亡国論』

佐藤優と『ネット右翼亡国論』私が、現在、深い関心と興味を持って読んでいる現役の思想家や文学者は少ない。今、私が、違和感なしに読めるのは、あるいは私が、読むに値すると思っているのは、柄谷行人と佐藤優のふたりだ。彼等の中に、「反知性主義的なも…

「右翼亡国論」メモと引用文。

■安田浩一の『ネットと愛国』を読む。桜井誠の名前を知ったのはかなり早い。しかし、ほとんど興味も関心ももたなかった。むしろ批判的に見ていた。私が、桜井誠に強い関心と興味を持つようになったのは、二つの事件が関係している。一つは、安田浩一という人…

近日中に、当ブログ「哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』(http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/)は閉鎖することにしました。これまで当ブログを愛読し続けてくださった皆様、これまでのご支援、本当にありがとうございました。今後は、スマートフォンに特化した、次のアドレス(http://yamazakikotaro.hateblo.jp)に移行して、心機一転、『毒蛇山荘日記2』という名称の新ブログ(スマートフォン版)として再開します。登録情報の変更をお願いします。

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大量殺人と『ネット右翼亡国論』

大量殺人と「ネット右翼亡国論」。 「ネット右翼」という言葉がある。定義は明確ではないが、先日、相模原の障害者施設で起きた大量殺人事件は、「ネット右翼」、あるいは「ネット右翼現象」という言葉をキーワードに、分析=解明できるのではないかと、私は…

「週刊文春」と「週刊新潮」とメディア・スクラム

「週刊文春」と「週刊新潮」とメディア・スクラム。 「週刊文春」に続いて「週刊新潮」までが「鳥越スキャンダル」を取り上げたらしい。明らかに、「週刊文春」と共同戦線をはるつもりであろう。まさに、「野党統一候補潰し」をねらった保守系=自民党系週刊…

大量殺人犯は「ネット右翼」だった?

👈応援クリックよろしくお願いします! 神奈川県の身障者施設で、19人の死者を出した「大量殺人事件」だが、犯人の言動を少しずつ知るにつけ、私は、当初より、犯人の思想的背景を考えざるを得ないのではないか、と思うようになったが、どうも、犯人は、かなり…

綺麗事の偽善社会が「大量殺人事件」を引き起こす。

神奈川県の身障者施設に於ける残虐きわまりない大量殺人事件は、1人の精神異常者が引き起こした犯罪ということも出来ないわけではないが、そういうことで済むような問題ではないように、私には見える。綺麗事の偽善社会が、引き起こした事件という側面はない…

大量殺人事件と世界テロ事件 の深層心理。

元職員による養護施設の知的障害者を対象にした大量殺人事件が起きたようだが、私には、この事件は、突発的な、偶発的な事件とは思えない。犯人は、犯行後、自首しており、また、犯行後の犯人の話によると、「弱者、障害者を殺す」ことを目的としていた「確…

安倍自民党惨敗の可能性。次期総選挙において安倍自民党が惨敗する可能性が出てきたと、「週刊ポスト」が書いている。

参院選で大勝したと言われている安倍自民党だが 、そのデータを細かく分析していくと、「安倍自民党大勝」は表向きのデータで、実は、「安倍自民党の崩壊の始まり」という意味が隠されていたというのだ。おそらく「野党共闘」、あるいは「野党統一候補」の成…

「田中角栄を葬ったのは誰か」(「月刊日本」)出版記念シンポジューム。著者の平野貞夫や小沢一郎等が結集。7/26、午後5:30〜。憲政記念館。無料。

「田中角栄事件」と「小沢一郎事件」、そして、今、現在、進行中の「鳥越俊太郎事件」。そこに共通するものは何か?私見によれば、それは、メディアの「権力の走狗化」という問題である。田中角栄にしろ、小沢一郎にしろ、「既成権力」側が、これは危険だと…

山崎行太郎の新刊『ネット右翼亡国論 ー桜井誠と廣松渉と佐藤優の接点 』(春吉書房)が発売中。

(続く) … ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 小生の近著(8/3)…

「文春スキャンダル」に群がる「ネット右翼」と「保守論壇」。

最近の日本の政治的、思想的な地盤沈下を象徴する事件だ。ガセネタを承知の上で、選挙妨害が目的で、都知事選の「野党統一候補」として、有力候補者として注目されている鳥越俊太郎に関する「鳥越スキャンダル」を報じた「週刊文春」のシモネタ記事に、「ネ…

情報戦が激化。安倍官邸や内閣調査室の先導、売り込みも噂される「鳥越=文春スキャンダル」。

「鳥越知事」誕生の可能性を恐れた官邸や情報機関が、ガセネタと知りつつ、積極的に週刊誌(週刊新潮と週刊文春)に売り込み。現代日本の政治を動かしているのは、政権の走狗と化した週刊誌ジャーナリズムの「曝露情報」という哀しい現実。おそらく文春サイド…

「週刊文春」の選挙妨害事件。

野党統一候補で、都知事選を有利に闘っている「鳥越俊太郎」の「スキャンダル」を追い掛けていた週刊文春が、「選挙妨害スキャンダル=刑事告訴」を覚悟の上で、暴走したらしい。岩上安身氏関連の、以下のような記事が有ったので、参考のために、引用、掲載す…

ヘーゲルと「青年ヘーゲル学派」。

ヘーゲルはマルクスやキルケゴールとの関係で語れることが多い。つまりヘーゲルはヘーゲルにおいて語られることは、それほど多くない。マルクスやキルケゴールとの関係で語れる時のヘーゲルは、イデオロギーとしてのヘーゲル主義として、つまり否定されるべ…

「情報合戦」の政治学。

都知事選とトルコ・クーデタ。都知事選は、自民党推薦候補が早くも脱落しそうだが、ここへ来て、いよいよ誹謗中傷や女性スキャンダル曝露、政治資金疑惑など、泥仕合いの様相を呈しつつあるようだ。特に「野党統一候補」の鳥越俊太郎への病気や高齢を意識し…

クーデタの一夜。トルコでクーデタが起き、エルドアントルコ大統領の強権政治に反対する反乱軍が全権を掌握したらしいという情報が流れてきた時、私は、世間の顰蹙を覚悟の上で言うのだが、正直に言って、かなり興奮した。

クーデタというと、私は、真っ先にポール・ヴァレリーの「知的クーデタ」よいう言葉を思い出す。私は、文芸評論家・秋山駿経由で、この「知的クーデタ」という言葉を知ったのだが、この言葉は、長いこと、頭にこびりついて、脳裏から離れなかった。私は、必…

トルコ・クーデターは失敗か?

反乱軍は鎮圧された模様。しかし、一時は、クーデター派が放送局や空港・・・などを制圧、参謀総長を監禁、「全権掌握」を宣言、それに対して、外遊中のエルドアン大統領はスマホのテレビ機能をつかって民間テレビに緊急出演、そこから国民に反撃を呼びかけ…

トルコで軍のクーデターが勃発か?エルドアン大統領が、国民に対し「反撃=抵抗」をお呼びかけ。

トルコでクーデターか=軍が展開、群衆に発砲も―「権力掌握」と宣言 時事通信 7月16日 5時30分配信 トルコで15日から16日にかけ、国軍内の勢力がクーデターを試み、首都アンカラの国会周辺やイスタンブールの国際空港などに戦車部隊が展開した。写真は治…

鳥越俊太郎を池袋駅東口で見た。

大学の仕事を終え、帰宅途中。鳥越俊太郎は意外に元気だった。演説も面白かった。政治家もどきや官僚もどきの「紋切り型演説」ではなく、素人くさいところが新鮮で、好感がもてる。「鳥越、頑張れ」と言いたい。政治家もどきの「エセ政治家たち」のワンパタ…

安倍首相と平成天皇。

応援クリックよろしくお願いします! 天皇の「生前退位」という衝撃的な情報は、日本国内だけではなく、世界中を駆け巡り、賛否両論が飛び交ったようである。問題は、今、この時点で、つまり憲法改正が可能な「3分の2」という結果に終わった「参院選」直後の…

宇都宮候補が辞退。野党共闘が「鳥越」で一本化へ。

さー、安倍=石原=自民党は、どーする?増田某を下ろして小池で一本化するか?(笑)。それしかないだろう。小池、頑張れ。安倍=石原=自民党を内側から解体せよ。それにしても、増田某って、安倍と同じく見た目も、語り口も、中身もセコイね。マスゾエ以上にセ…

自民大勝利か野党共闘恐るべしか?参院選の結果を受けて。Youtube動画「山崎行太郎と内山卓也の政治哲学チャンネル『参院選の結果を受けた(1)(2)』」を配信しました。

応援クリックよろしくお願いします! ◼「参院選の結果を受けて(1)〜〜自民大勝利か野党共闘恐るべしか?〜〜」 https://m.youtube.com/watch?v=QLnVW2c_HZY ◼「参院選の結果を受けて(2)〜〜小沢=志位中心の野党連合の可能性?〜〜」 https://m.youtube.com/w…

安倍自民党=三日天下論。「売り家と唐様(からよう)で書く三代目」

👈応援クリックよろしくお願いします! 安倍首相と安倍自民党は、参院選大勝利を受けて、我が世の春を謳歌しているようだが、満ちれば欠けるのは、月だけではない。政治や政党も満ちれば欠けるのは、避けがたいのである。要するに、ヘーゲルの弁証法とは、勝利…

自民党大勝して自民党滅ぶ。

👈応援クリックよろしくお願いします! 参院選は、大方の予想通り、自民党や公明党の大勝利に終わったようだ。しかし「負け犬の遠吠え」を承知の上で言うのだが、これで「自民党は終わった」ように見える。「勝ち方」にその原因はある。三原じゅん子や今井絵理…

「ヘーゲルと私」。私は、今、ヘーゲルの『精神現象学』を読んでいる。今、長谷川宏訳の『精神現象学』(作品社)が話題だが、私は、かなり古い「樫山欽四郎訳」(河出書房)で読んでいる。

応援クリックよろしくお願いします! ヘーゲルの『精神現象学』は、何度も読もうとしたが、その度に、いつも途中で挫折している。今回は、最後まで、読めそうな気がする。「月刊日本」に連載している『マルクスとエンゲルス』で、どうしてもヘーゲルが読みた…

小沢と志位の「野党連合」構想で、民進党も各野党も沈没=解党へむかうのだろうか?

日本に、フランスの「人民統一戦線」のような仕掛けが可能になるのか?私の今の政治的関心は、そこにしかない。私は、大宮駅前での「小沢一郎と志位和夫の応援演説」を聞きながら、彼等が、「野党連合」、「国民連合政府」構想に、かなり「本気」だと思った…

小池百合子は「本気」だ。久しぶりに政治家の「気概」を見た。同じように、「ダッカ事件」の実行犯たちも「本気」だった。彼等も「崖から飛び降りた」のである。彼等を単なる「犯罪者」と見るのは短絡的すぎる。日本の政治家にも思想家や言論人にも「本気度」が欠如している。日本沈没の原因と根拠はここにある。

応援クリックよろしくお願いします! 結果はどうであれ、政治家は、どうあるべきかの見本である。「ネット右翼議員」や「チャラオ議員」ばかりの中で、「小池の決断」に感動した。日本の政治が大きく変わるかもしれない。自民党が除名するかもと思っていたが…

佐藤優著『獄中記』を読むー佐藤優氏との哲学的対話。

応援クリックよろしくお願いします! 私は、佐藤優氏の『獄中記』を愛読している。『獄中記』は、佐藤優が逮捕され、ほぼ一年間の獄中生活を強いられた、その記録というより、獄中で佐藤優が読んだ本の読書ノートと言った方がいい。佐藤優は、その後の活躍を…

「ダッカ事件」の実行犯たちの思想と経歴。ー佐藤優氏との哲学的対話。

応援クリックよろしくお願いします! 「ダッカ事件」の実行犯たちは、「エリート大学に通う、恵まれた境遇の優秀な青年たちだった」とか、「失恋などで人生に絶望した青年たちだった」とか、「うーん、何故?」というポストモダン的情報が、日本や欧米のマス…